バイバイ ラウム
夢を見たよ。
夢の中で、私、もう一度ラウムを運転してた。
あれ、ラウムこんな近くにあったんや。と思った。嬉しかったよ。安心した。
やっぱり運転しやすいな~と、ラウムのアクセルの感覚やハンドルの重さを感じてたよ。

子育て用に と、使い勝手に特化した車『TOYOTA ラウム』に13年乗りました。
スライドドアで空間も広くて、車内はベージュで明るく、色は水色で爽やか。
高速道路を走行時にはもうちょっと馬力が欲しい、と夫は言っていたけど、街乗りなら何も文句はない走りをしてくれました。
だけど近年、タイヤ周りなど修理が必要な個所が出て来て、正直エアコンの調子が悪い時もあり・・
キーリモコンも反応鈍いしね。「もう!おじいちゃん!!(ラウムのこと)」と言いながら、車に付かずいてイライラしながらリモコンを向けてました。
次の車検は通さないと決めてから、新しい車に乗り換える事は正直ワクワクしてた。
子供も大きくなったし、次はスタイリッシュな車にしよう!と夫婦で選んでた。
新しい車で海に行くのは気を使うから、最後にラウムで行こう!と海にも行った。新しい車が納車されるまでの数日間、今までありがとうね!と何度もお礼を言いながら運転した。
でも、ラウムが引き取られて去っていく後ろ姿を見た時に、やっと本当の寂しさを感じたよ。
もう戻ってこない。
いつもの駐車場に水色のラウムが止まっていないことが寂しかった。
もう1回、車検を通せばよかったな。あと2年乗ればよかったな。
ラウムとっても良い車だった。
ラウムは海外に行ったよ。
もしかしたら、もう次の人が運転してるのかな。
夢の中でもう一度運転が出来て嬉しかったよ。
ありがとう、ラウム!
